「脳コワさん」支援ガイド
昨日は、高次脳機能障害の当事者と家族を支援すべく出版された冊子を紹介しましたが、今回は高次脳機能障害の当事者で『脳が壊れた』や『脳は回復する』など何冊も高次脳機能障害の本を出されている鈴木大介さんの新刊『「脳コワさん」支援ガイド』を、ちらっと紹介します。
今回の本は、高次脳機能障害だけにとどまらず、うつ病、双極性障害、統合失調症、パニック障害、認知症、発達障害など、あらゆる脳に何らかのトラブルを抱えた人たちのことを「脳コワさん」と呼び、その支援に関する総合的なガイドブックとなっています。
これらの人たちは、「助けて」と自ら言えない人たちです。
自身が障害を持っていることを認めない人もいれば、自ら援助を求める声を上げない方が傷つかずにすむと考えている人たちです。
そんな当事者を破局に追い込まないために、皆がそういう人たちのことを認知し、自然と援助を差し伸べる社会を築こうというのが本書の目的のようです。
この本が話題になればと思い、その一助で紹介させていただきます。