ネーミングの妙「星泉」

昨日、ある新聞を読んでいると映画「セーラー服と機関銃」の映画評を目にした。
そこで薬師丸ひろ子さんが演じた主人公の名が「星泉」であることを知った。
いや、この映画は何度も観ているので知ってはいたはずだが、原作を読んでいなかったので漢字で表記されているのを見るのは初めてではないだろうか。
星泉」、良いネーミングだ。
「星」と「泉」か・・・


実は、私どもは12年前から文芸投稿誌『星と泉』を発行している。
投稿誌とは作品を投稿する人たちが制作費を負担して発行する媒体のことである。
年会費や会員規則に束縛される同人誌とは趣が違っている。
1999年前後の数年間、全国で10誌ほど発行されていたが、インターネットの普及とともに衰退し、残ったのはわずか『星と泉』の前身『星窓』だけとなった。
季刊誌として年に4回発行していた『星窓』だったが参加者も減り、置いていただける書店もなくなってしまった。
そこで、2008年に書名を『星と泉』と替え、今日までファンに支えられて年に2回発行し続けている。
ネーミングの由来は、「星」のようにキラキラと輝いた才能を持っている人たちが、「泉」のように集まる場所、という意味にある。
これまでに、小説や詩のほか、日常を描いたエッセイ、スケッチと紀行文、論評や思想など、たくさんの作品が投稿されている。
ファンがいる限り、これからも発行を続けていくつもりだ。
次回は、今年のお盆休み前に第27号を発行する予定で、原稿を募集している。
ご興味のある方は、次のホームページを参考にして欲しい。


★『星と泉』について

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